金ゴマ終了。

150 150 山下とうふ店

ゴマの色違いの種類を蒔くときは大きな注意が必要ということを今年は学習しました。黒ゴマを蒔いた畑には次の年白や金色は蒔いてはならないということです。落ちこぼれたタネが次の年出てきてしまうからです、もちろん全部ではないですけど。さらにある畑では前年ゴマは蒔いていないのにおととし蒔いた黒ゴマが数少ないとはいえ発芽してしまったということです。黒ゴマの中には白は当然として金色が変異としてかならず入っているので、今言った逆の蒔き方はかのうかなとしても厳密をモットーとしているものにはやはり、そもそも異なった品種を蒔く場合は特定の一つだけを蒔くこと。異なった品種を蒔くときは数年ブランクを置いたほうがいいと考えます。

きのうだったかおとといだったかBSで小津次郎監督の『お早よう』を半分くらいから録画しておいたのを3回観てしまいました。これはおもしろいです。1959年の映画ですから私が5歳のときの映画なので主人公ともいえる2人の兄弟の弟のほうとほとんど同じくらいの年齢なので時代はだいぶだぶってはいるものの田舎の所沢と東京の多摩川の土手沿いの新興住宅街と比べたらだいぶずれがあることも確かですが。のちに流行るテレビのホームドラマの原点、などというといささかずれた評になるでしょう。ホームドラマとして人間の品格を大事にしつつ説明過多のせりふは退け、言葉がなくても十分観てるものの想像力をかきたててくれるそこここにユーモアの散見せられる善き作品と感じました。全編みたいのですがそのうちまたテレビでやるものと期待して楽しみをとっておこうと思います。ローアングル多用の映像はこないだみた旅芸人一座の映画と同じくあとに残る印象を与えてくれます。それにしてもこのデジタルマスターという処理はとてつもなくきれいな映像を再現、いやいやオリジナルよりひょっとしたらきれいな絵になっているのでは? などと想像してしまいました。