できるかなと思って畑に。
それまで朝からぱらぱらと降ってはやんでしまう状態だったので夕方できるだろうと考えたのが間違い。
間断なく降り続けることになってしまいました。・・・中止。
その代わりおとといのを見に行くと、傾斜地ではかなり流された感じで表土を失いむき出しの大豆があちこち転がっていました。蒔きなおしかな。最初と次のやつは芽がたくさん出ていました、OK。
それよりもこれからのお天気。梅雨明けは8月だとも言ってます、弱りました。
帰りの車でラジオを点けるとバッハの無伴奏Vnのためのパルティ-タ第3番のあの有名なやつ、皆川達夫さんの解説でやっていました。『音楽の泉』です。番組最後に2番からガボットをやって、お終いというときに皆川先生から”引退”の弁。92歳、体調が少し思わしくないとのこと。あいさつを聞いていたこちらも感無量でした。音楽教育を受けていないただ聴くだけのオタクとしてはどれだけこのひとの解説を耳を澄まして聞いていたことだろうか。音楽の知識、逸話、風景さまざまなものを学びました。ありがとうございました。この番組はAMの第一放送ですが、FMまで含めるとラジオによる音楽の授業はとてもデラックスな先生たちのおしゃべりで満ち満ちていたのでした。柴田南雄、海老沢敏、吉田秀和、船山隆、丸山圭介、金子健二・・・わずか数分の解説でも研ぎ澄まされた言葉でぐさりとやられたものです。西暦2000くらいからの新しい演奏はほぼ知識皆無なのですが、それ以前の放送から得た”ことば”は宝物です。指揮者で言うと同い年のシャイーあたりが最後かな、彼の20代の演奏も聞いています。マゼールやムーティが”巨匠”になってしまっているのにはただ驚くばかりのこのごろですが。
皆川先生、ほんとにありがとうございました。