コバケンさんが85歳で健在で張り切っておられるのをみてうれしかったです。ハンガリーの国立交響楽団の指揮でよく海外の音楽に出演していたのを覚えています。金管のミス等それなりに多かったのですが全体としてみると勢いのあるいい演奏ばかりだったと記憶しています。ブダペストの指揮者コンクールでは年齢制限ぎりぎりでしかも応募締め切りを過ぎてしまっていたのを戸倉俊一のお父様が大使の職にあったことで尽力してくれて参加できた、しかも第一位、というのは有名な話ですが、私の同級生のピアノ弾きが授業を受けたことがあるとのこともあって、放送があるといつも聴いていたものです。85歳でがんばっておられるということでこちとらもぐだぐだとだらしのないことは言ってられないなと思いました。プラハの春やルツェルンの音楽祭にも出演していたというのは我が国の誇りでもありました。小澤さんと比べるとやや統制感がないでしたが、聴いていて心地よいものを感じました。まだ私が20代、30代のころですかね。