一反、全部で二反強、これにてごま播種終了。いよいよ大豆に。
わいわい騒がれている間のものは聴きたくないので離れていたが、Mもヴァン・クライバーンのコンクールで勝った時の演奏を聴いてほめていたのでずーっと気になっていた辻井伸行さんの演奏をいよいよ聴くことになりました。もちろんライブではなくCDなのですが、だいたいこういう時はベートーベンの三大ソナタということになってます。
悲愴、パセティーク。
出だしからひとが鍵盤をたたいた感じではなかった。こんな音がだせるのかと。組み立てももう尋常ではない。田近さんのご主人の描いた船の設計図のような緻密な美しさがあった。決して感情におぼれてない。神様の声みたい。
“日本”はとんでもないピアニストを生み出したようだ。
自分が人生で聴いたあらゆる演奏の頂点にある。この機会に巡り合えて、生きててよかったと感じます。はやりのもののミーハーはだいきらいですが、こんなにすごいのもあったのかとびっくりです。
悲愴一曲で聴くのをやめました。
この感動は、エルデーイ/春の祭典、ショルティ・アムステルダムコンセルトヘボウ/田園と並ぶというよりその上に君臨するお宝演奏となりました。辻井さんありがとう、あなたに見えているものをこれからも覗かせてください。コンクールなんかもういらないと思いますよ。
今日も又寝られなくなりました。