先日名前を伏せて

150 150 山下とうふ店

書いた睡眠アプリはグリナというものでマツモトキヨシで3包み入ったお試し品です。最初のひと包みは横になったあと軽くもうろうとしてきましたがすぐにさえてしまい朝まで睡眠ゼロ。一日あけて2日めに、なにも飲まずに横になると3時間、トイレ目覚め、3時間眠れました・・夢をたくさん見ていたので眠りはかなりあさかったと思われます。その日の夜、寝る前に一包み・・こんどは朝まで睡眠ゼロ。なんだよこれはと怒りつつ一日空けて今度は寝る3時間前に最後のひと包み、この日も睡眠ゼロ。頭にきたので一日空けてマツモトキヨシで一緒に買った「アラブラス 深い眠り」というのを一錠、横になってちょっとして眠ってしまったようで途中起きることもなく6時間後にすっきりではない目覚め。目覚め後4時間ぐらいはやや眠気がありました。これはいったい何なのかと考えましたが、ほとんど睡眠薬のようで気持ち悪かったです。コールセンターに電話しようと思ったのですが今夜もう一錠試してみようと思います。アラブラスのが単独で”効いた”というよりも(効能のゆっくりな)グリナによって身体の睡眠受け入れ素地ができていてそこにやや効能強めのアラブラスが入ってきてこういうことになったのかなと推察しています。効かなければ怒る、効きすぎても怒る・・・と勝手な人体実験になってしまいましたが、いずれにしてもこういったものは初めに効いてそれに頼り使い続けているとだんだん効かなくなってくると友人がその親をみていて教えてくれたことも考慮すると、たとえ食品という表示であっても医師処方の薬物であっても脳・神経に作用するものは認知症の促進にもなるのではないかと心配しています、依存症になるような気がします。何回か効き目があったらそのあと自力で寝られる努力をする必要があるのかなと考えます。大きな悩みのようなこころの問題は別にして、だれにでもあるような悩みプラス老人特有の生理的な問題から不眠の人は周りの同年代にヤマといるようです。かと思うとトイレには数回いくけれどそのたんびにすぐ寝られるという睡眠優良児(老人?)も意外と多いです。睡眠とは不可思議な生物の営みのようです、若い時は疲れていてもいなくてもすぐに寝られたのにね。

 午後ゴマの種まきをしようと思いましたが、大雨・・とか出ていたのを思い出し再確認。深夜からあしたの夕方まで大雨のもよう、こりゃまた眠れないかも、・・・種まき中止。大豆の播種後夕立でよくタネが流され畝がこわされたりタネが浮いてしまったりをよく経験しているので蒔くのはやめました。

 数日前の夕刊の文化欄に北村朋幹(きたむらともみ)さんという若手のピアニストのリスト『巡礼の年』3巻全曲の講評が乗っていてぜひ聴きたいなと記事を読み続けるとなんと所沢のミューズで最近全曲演奏会をやったとのこと、うーむ残念、でCD注文。特定表題のセットものというと有名どころでドビュッシーの『前奏曲集Ⅰ・Ⅱ』、メシアンの『鳥のカタログ』、やバッハのピアノによるもの等いくつかありますが『巡礼の年』はアラウかなんかのレコード3枚組があっただけでそのほかは聞いたこともなかったのですがアマゾンで調べるとベルマンが全曲録音していたようです。『前奏曲集』は昔はアラウ、ミケランジェリぐらいしかなかったのが今となってはかなりたくさんの録音が出来上がっているようです。リストはエステ荘の噴水等いくつかの小品はよく聴かれますが全曲となるとまずないような気がします、何が拒否され演奏家をこばみどうやってそれを克服したかが講評に書かれていました。「音楽の本質は瞬間ごとに生起する身体と感情の高ぶりがもたらす快感にある」と述べる批評家氏の述べていることは当たり前のこととはいえAIのやっていることやたとえ同じ人のやった演奏とはいえいいとこの切り張り、つなぎ合わせといった録音にはやはり割り引く必要もあるかなと自分なりに感じました、生演奏中のかすかなミスを考慮しても。この辺はグールドはじめ多くのひとが繰り返し語ってきたことですが、理屈をつければ、終わりのないことばのやりあいになりそうです。どっちにしても音楽は、受けているだけの自分なので、やっているひとたちと言葉を交わしてもかなうものではないのですが。

 そろそろ寝るかな、「アラブラス 深い眠り」。