補助席の窓まで半分開けて運転。春を感じる風を受けて気持ち良かったです。
夜、お正月にやった「発掘ロストワールド 恐竜の聖地ゴビ砂漠」を観ました。指導の先生の声がどこかで聴いたことのある声だと思ったら、日曜にラジオでやっている子供電話科学相談の恐竜の先生でした。北大の小林先生です。年をとると遺跡の発掘なんてのも興味の対象に入ってくるのが多くの趣味人の特徴ですが、恐竜は昔からちいさい子供たちの気を引き大人になっても多くのひとの関心を引く領域です。わずかな骨の破片から全体の姿がわかったり想像したりできるところがすごいところです。
本や人から聞いた(その言葉はたしかに’ある他人の’体験・経験を経た言葉ではあるかもしれませんが、そして他人の言葉は’引き金’にはなるけれども)言葉だけでは”弱いな”とつくずく感じました。言葉を信じすぎないことだと養老さんがどこかで言ってましたが、自分の体験や経験を経た知識・知見(の集積)を教養と呼ぶならば、まさにこの発掘という作業はものくりと同様”痛い目”の積み重ねの上に形作られた血と汗と涙と”知恵”の結晶化した教養づくりの過程だと思いました。すごいことです。視力は弱っても小林先生の眼力はファルコンズ・eyeと言っていたナレーターの言葉が印象的です。ラジオの先生の説明がますます楽しくなりそうです。
番組そのものがあるひとつのものを追いかけているひとたちにとっての栄養ドリンクみたいでした。