大豆の

150 150 山下とうふ店

天日乾燥の方法をネットでさぐってみるとどれもこれも”雨の日にいったいどうするんだろう”というものばかりで首をひねってしまいます。
さおにつり下げてお米のはさがけ同様のものはたしかによく乾燥して雨の日はブルーシートをかければいいのですが、かけられる量がたかがしれた量なので一反とか二反程度の量にしか対応できそうもありません。
もうちょっと大規模だと牧草の乾燥よろしく地面にずんどう山を各所に作っていくタイプですがこれだと内部が蒸れるしさやが開いてしまったものの中身は当然地面に落ちていきます。途中でひっかかっているものはたしかにいいように見えますが蒸れればかびます。雨の日は放置またはブルーシートとということで大変。

結局屋根のついた風通しのいい空間をたくさん確保するしかありませんが、これも毎日ひっくり返してはかび防止をしなければなりません。そして何よりも屋根のついた空間はそんなに確保できるものではありません。

結局、大規模に栽培している場合はある程度のロスは承知の上で「時機をみて」一斉に刈り取り・脱穀するしかないようです。そして乾燥は脱粒してからということになります。

ということでウチの場合は株の”できあがり”はじめつまり葉っぱが黄色くなりさやが茶色・黒っぽくなりはじめた個体から刈り取り葉っぱを落とし、乾燥させます。毎日ひっくり返しの作業で大変です。
そしてこれを繰り返しているうちにある気温が一気に下がった日に畑が一斉に黄色・茶色く成る日がやってきます。さらに日が進み”さや”が茶色く成って来、降ってみるとからからと音がするようになります。
天候のタイミングをうまく見計らって一気に刈り取り・脱穀です。
作業人数が多いほどいいです。

一方屋根の下で乾燥してきたものも適期を見計らって脱穀します。畑のが済んでからでもまつたく問題ありませんが毎日動かしてかびを生じさせないことが寛容です。