たのくろ豆について

150 150 山下とうふ店

いとこのところのおばさんに聞きましたが、別の狭山市在住の叔母さんのところで田んぼの話をしていると、ご亭主がたのくろ豆の話をしてくれました。
これにて入間川沿いの田んぼではたのくろ豆はふつうのことだったと考えてもいいのではないかと思います。
ただし「たのくろ」とは田んぼの一枚の周囲ほ囲んでいる土の壁の部分で、そこで蒔くから「たのくろ豆」ということで、特定の品種云々についてはなんとも言えないことですが狭い領域内では蒔いていたものは同じものだとかんんがえられるように思います。ただし”世間”と別品種であったとしても、「たのくろ」にて蒔いたのであれば「たのくろ豆」であることにかわりはないと思います。したがってたのくろ豆とは「たのくろで蒔いた大豆」というぐらいの意味で考えたらいいのかなと思います。
しかし農水に登録されているものはあまり厳密な意味で特定品種を指していたかどうかはわからず、登録に持ち込まれた段階で「たのくろ豆と呼ばれている」豆をその品種名として特定してしまったものでしょうね。